2021.04.16
アトピー性皮膚炎新薬オルミエント勉強会
アトピー性皮膚炎に新薬
『オルミエント』
についての勉強会に、パネリストとして参加してまいりました。
実際に多くの症例をご経験されている
帝京大学の鎌田先生のご講演、
大変勉強になりました。
今回、久々にご一緒できた
若い頃からお世話になっている住友病院皮膚科部長の庄田先生、
池田市民病院の皮膚科部長として活躍されている自慢の同期、近藤先生
と、
東京の鎌田先生をオンラインでつなぎ、
新しくなった宝塚ホテルからWEB配信🖥です✨
オルミエントは、1日1回 1錠を服用していただく、飲み薬です。
JAK阻害剤と呼ばれる飲み薬で、
アトピー性皮膚炎の症状に関与する複数のサイトカインの働きを抑えることで、
かゆみや皮膚の炎症を抑えます。
今までの治療では十分な効果が得られない成人アトピー性皮膚炎患者さんにお使いいただけます。
当院では、デュピクセント注射を難治な方に対して処方しておりますが、
オルミエントに関しては感染症のルールアウトが必要となりますので、
服薬開始前に、レントゲン検査が必要になります。
そのため、残念ながらクリニックでは処方できず、病院で導入を行う必要がございます。
通院中でご希望の方がいらっしゃいましたら、
宝塚近辺の方⇨宝塚市立病院
川西池田近辺の方⇨池田市民病院
大阪府の方⇨住友病院はじめ、阪大皮膚科医局関連の病院
をご紹介いたします😉
また、注意点として、
デュピクセントとともに、オルミエントも、高額なお薬になりますため、
ご希望の場合には事前に費用についてご確認くださいね。
詳しいパンフレットはこちらのリンクからご覧ください
↓
https://web-cache.stream.ne.jp/web/live/lilly/olm-pdf/index.html
デュピクセントとオルミエントの使い分けについて
○デュピクセントでも難治な場合
○デュピクセントの副作用でデュピクセントの継続投与が難しい方
○注射が苦手な方
○デュピクセントと比較して、中止、再投与について柔軟に対応しやすい。 ・・・就職活動中のみ内服希望などの選択もあるかもしれません。
などが今回の勉強会の話題にのぼりました。
デュピクセント、オルミエント
ともに画期的な新薬でありますが、
『しっかり外用治療、悪化因子対策ができているか?』
が最も重要です。
既存の治療が不十分でないかどうか、
プライマリーな立場の開業医として、
患者様とコミュニケーションをしっかりとっていくことが第一だと感じています💪😉