2024.07.19
『爪白癬の治療』スモールミーティング講師を務めました。
佐藤製薬さん主催のスモールミーティングに出席いたしました。
阪大皮膚科同門の矢島先生、清原先生とともに、講師を務めました。
仲良しの先生方に久しぶりにお会いできて、嬉しかったです☆
~フットケアの重要性~
人生100年時代、
健康寿命の秘訣の一つは『運動』にあります。
運動するために、健康な足を保つことはとても大切です。
足のトラブルを放っておくと、
長い年月を経るうちに、
歩くときに痛みを感じるようになったり、
巻き爪になってしまうことがあります。
足に痛みが生じると、歩くことが苦痛になり、
運動量が減り、活動性が低下します。
このことは、筋肉量の減少、フレイル、といった加齢を進行させることに繋がりかねません。
そのため、フットケアを意識することは、若い世代のみならず、高齢化社会の中で非常に重要なことなのです。
そんな足のトラブルの中で頻度の高いのが水虫です(正確には白癬といいます)。
特に、爪の水虫(爪白癬)は、かゆみを伴わないため、治療が遅れ、症状が悪化してしまっていることが非常に多いです。
忙しい毎日の中、足まで気を遣うなんで、そんなの大変!
と感じられる方も多いと思いますが、
簡単に市販薬で済ませず、必ず皮膚科で検査・治療をうけるようにしましょう。
よく、市販のお薬を買って塗っていらっしゃる方も多いのですが、
一旦抗真菌剤を外用してしまいますと、
治らない場合、
真菌検査を行っても、真菌の数が抑制されてしまっているため、
偽陰性になってしまいます。
そのため、せっかく皮膚科を受診していただいても、
一旦、最低1カ月間、市販の外用薬を中止していただいてから
再度真菌検査を行いなおすことになり、余計に時間がかかってしまうのです。
ですので、爪水虫かな?
と思われたら、まず最初に、皮膚科で検査を受けるようにしましょう。
爪水虫のお薬は
・飲み薬
・塗り薬
の2種類があります。
若くて元気なうちに、飲み薬でしっかり治療することをお薦めしたいと思います。
飲み薬は塗り薬に比べて、完全治癒率が約2倍ほど高いです。
しかし、飲み薬は、稀に、肝機能が悪くなることがありますので、
内服前、内服中は月に1回程度血液検査を行う必要がありますので、
通院しながら慎重に治療をすすめていきましょう。
どうしても、肝機能が悪くて内服できない場合、飲み薬の数が多く、併用するのが心配な場合は外用薬で治療を行いますのでご相談ください
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