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一般診療(保険診療)
Dermatology

水虫(足・爪)

白癬菌(はくせんきん)が足の指や裏など皮膚の角質や皮下組織を侵食することによって、炎症などが起きる感染症です。一般的には水虫や、たむし、いんきんたむし、といった通称で呼ばれています。

 

原因・治療について

 

原因や治療法について

原因

通気性の悪い靴を長時間はいている、など、白癬菌が繁殖しやすい環境にある方が感染しやすくなります。

 

症状

下記の症状チェックリストのなかで、あてはまる項目がある方、また、気になる症状がある方は医師にご相談ください。

▼ 足白癬(足みずむし)

・足の指の間、足の裏がかゆい
・足の指の間、足の裏にカサカサがついている
・足の指の間、足の裏に赤みがある

 

▼ 爪白癬(爪みずむし)

・爪が白色や黄色に変色している
・爪が厚い、またはザラザラしている
・爪がもろくなる
・水虫にかかっている、またはかかったことがある
・日中はほとんど靴を履いている
・靴を履いたり、歩いたりするときに爪の周りが痛む

 

治療

基本的には抗真菌剤の外用で治療しますが、部位や症状の強さによっては、抗真菌剤の内服を併用することもあります。

爪白癬は、以前は塗り薬だけでは難治な場合も多くみられましたが、最近は、比較的効果がでやすい塗り薬が出てきています。 

爪白癬が完治するまでの期間は、症状や爪の伸びる速度によって異なります。爪全体に症状がある場合には半年~1年以上かかります。

注意点

~ 市販薬を塗るその前に ~

「足がかゆいから、みずむしかなあ?」と思ったら、薬を塗る前に、まず皮膚科を受診して、真菌顕微鏡検査(顕微鏡でみずむしを発見する検査)を必ず受けましょう。 

自己判断で、市販薬をいったん塗ってしまうと、約1か月は真菌が潜んでしまい、皮膚科を受診したときに、顕微鏡でみずむしを発見しにくくなります。

 

予防とケア

  • ■ 接触感染の予防

    バスマットやタオルなどを介して、身近な人に接触感染することがありますので、白癬と診断されたら、自分用のバスマットやタオルを使いましょう。また、スリッパなどの履物を共有しないようにしましょう。

    白癬菌は切った爪や、はがれた足の皮の中でも生き続けて、他の家族に感染します。こまめに掃除をしましょう。

  • ■ 日々のケア

    毎日、指の間までしっかりと洗い、爪の色も観察しましょう。洗うときは、こすりすぎて皮膚をきずつけないように、やさしく洗いましょう。

    白癬菌は高温多湿を好みます。お風呂上りには、タオルやマットなどで、足の裏の水分をしっかりふき取りましょう。また、通気性のよい靴や靴下を選び、風通しをよくしましょう。靴下は、木綿を素材とするものがよく、湿気をためこまない5本指のものがおすすめです。

  • ■ 爪のお手入れ

    爪はていねいに切りましょう。お風呂上りで爪がやわらかいときに爪を切り、その後ヤスリなどで整えるのがおすすめです。その際、白癬菌のついた爪の屑を散らかさないように気を付けましょう。また、外用薬の効果が弱まるので、ネイルや爪用化粧品の使用は控えましょう。

 

この記事の監修者

この記事の監修者は宝塚市の皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科 きじま皮フ科クリニック理事長・院長 木嶋 晶子(きじま あきこ)

木嶋 晶子(きじま あきこ)

咲愛会 きじま皮フ科クリニック 理事長・院長
医師・医学博士・日本皮膚科学会専門医・日本アレルギー学会専門医
神戸大学医学部医学科卒業

皮膚科、アレルギー科、美容皮膚科を中心に、一人ひとりの状態を考えて、オーダーメイド皮膚医療を行うことを心がけています。
一人ひとりが輝けるよう、皮膚のお悩みをサポートしていきたいと考えています。

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