2021.09.16
アトピー性皮膚炎治療のポイント『良い状態をタモツ』とは!?
夏から秋に季節が移ろいつつありますね。
今日はアトピー性皮膚炎についてのお話です💡
サノフィさんが、
アトピー性皮膚炎の治療で、とても大切なポイント
を、片岡愛之助さん演ずる
『タモツくん🕵️♂️』
が熱弁‼️
というインパクトある動画を作成されましたので、ご紹介します📹
個性的なタモツくんに目が奪われてしまいましたが、
『いい状態を保つ治療をする』
ことが、いかにアトピー性皮膚炎の治療上、重要であるか。
についてとっても分かりやすいですので、
ぜひぜひ⬇︎のリンクよりご覧ください☺️
https://www.allergy-i.jp/kayumi/tamotsu/
夏は、汗で皮膚症状が悪化する方が多かったですが、
これからの季節は、
ブタクサという花粉や、
乾燥によるかゆみ、
で皮膚炎が悪化する方が増えてきます。
秋が苦手な患者様は、
☝️早めに保湿を強化したり、
☝️抗アレルギー剤を内服しておいたり、
☝️万が一悪化した時に備えてのお薬の塗り方の確認
をしておきましょう😉
アトピー性皮膚炎の治療は、この数年で色々な治療選択肢がどんどん増えてきています✨
従来の一般的な治療方法には、
ステロイド外用薬、プロトピック軟膏、保湿剤、抗アレルギー剤内服、漢方薬、ネオーラル内服、紫外線療法
などがあります。
そしてここ数年で、新しく、
コレクチム軟膏や、
デュピクセント、オルミエントなどのバイオ製剤(生物学的製剤)
も認可され、
治療選択肢が増えてきました。
どんなふうにこれらの選択肢を使いこなしていくか、
についての考え方も、ガラリと変わっています‼️
具体的には、
『ひどいときだけ治療してよくなったらやめる。』
という治療から、
✨プロアクティブ療法✨
という新しい治療の考え方に皮膚科学会、アレルギー学会はじめ、ワールドワイドにシフトしました。
プロアクティブ療法の考え方とは↓
①第一に重要なことは、かゆみがよくなっても、すぐに治療を減らさないこと。
よくなったと感じる状態でも、
皮膚の深部には、まだ、アレルギーの炎症がくすぶっている期間がある。
そのため、すぐ治療を減らしてしまうと、
このくすぶりが、再燃してくるので、
くすぶっている炎症が消えきるまで、
しっかりめの治療を続けること。
②第二に重要なのは
くすぶりが消えたかどうかちゃんとドクターによる診察をうけ、
その後、いい状態をキープしながら、
ゆっくり治療を漸減していくこと。
③第三に、最終的には、いい状態をキープできる最小限の治療を維持していく。
⚠️症状再燃時は、速やかに治療をしっかりめの内容に戻して、症状の軽いうちに、早く治すこと。
というものです。
このように大きな変革がおきているアトピー性皮膚炎の治療について、
『正しい情報をわかりやすく伝えること』
がとても大切だと感じています✊
『皮膚症状に悩まされることから少しでも解放され、
一人一人が真にやるべきこと、やりたいことに集中できるようにする』
ことが、アトピー性皮膚炎の治療の目標だと考えています😉
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