まだまだ残暑厳しいとはいえ、紫外線量は９月になり減少傾向になりましたね（６月がピーク）🙌

夏に濃くなってしまったシミをとるのには、秋冬がベストシーズン。

きじま皮フ科クリニックでも、そろそろご相談や、先々の治療のご日程のご予約をいただくことが増えてきました。

 

当院では、くっきりとしたシミは、ダウンタイム（シール貼付２週間・炎症後色素沈着）ＯＫな方については、しっかりQスイッチRubyレーザーを照射してしっかりとる、というポリシーのもと、診療をおこなっています。

ダウンタイムＮＧな方の場合には、ＳＲやレーザーフェイシャルをお薦めしております。

今回は、くっきりしたシミに、いわゆる「シミ取りレーザー」QスイッチRubyレーザーThe　Ruby  Z１（JMEC社）で治療を行う場合の、成功秘訣　の４つのポイントをご紹介させていただきます。

 

👆Point 1 診断

👆Point 2プレケア

👆Point 3 適切なジュール数で照射すること

👆Point 4アフターケア

 

👆Pont 1 診断　

基本中の基本となります。しっかりとした目で鑑別を行うことが大切です。　

良悪性はもとより、老人性色素斑なのか、ADMなのか、雀卵斑なのか、扁平母斑なのか。

そしてとても大切なことは、肝斑や炎症後色素沈着が混在していないかどうかをしっかり見極めることです。

肝斑や炎症後色素沈着が未治療の方のシミにレーザーを照射すると、反対に濃いくなり悪化します。

このような場合には、まず、肝斑や炎症後色素沈着を治してから、レーザー照射を行うことが大切です。

 

👆Point 2プレケア

特に肝斑がある方の場合は必須！！

Qスイッチルビーレーザーを照射する約１ー３カ月前より、まず美白を行います。

具体的には、美白剤の内服、そして、美白剤の外用（ハイドロキノン、コウジ酸、

ビタミンC、シスペラなどの美白剤と、トレチノインや高濃度レチノールなどのビタミンA製剤の併用）をお薦めしています。

このステップを経ることで、お顔全体的にワントーン明るくなり、皮膚のターンオーバーも早くなるため、レーザー後の炎症後色素沈着を最小限にし、生じたとしても、回復が早くなります。

また、このような内服や外用療法を行うことで、肌のキメ、ハリ、ツヤがでてきて、お肌が元気になってくるので、ワンランク上の素肌を目指せます。

 

 

👆Point 3 適切なジュール数で照射すること

数あるシミ取りレーザーの中で、私が最も信頼をおいているのがＱスイッチルビーレーザーです。

Ｑスイッチルビーレーザーでは、照射時に、いい手ごたえが感じられたときに、『ホワイトニング』という現象が観察できるため、照射量が適切かどうか目で見て分かりやすく、そして切れ味が大変よいです。

このホワイトニングがみられないくらいの弱いジュール数で照射すると効果が落ち、また、強すぎると炎症後色素沈着が強くでてしまいます。

そのため、微妙な匙加減が分かりやすく設定できる、Ｑスイッチルビーレーザーは使いやすく、期待どおりの結果が出しやすい治療機器だと考えています。

盛り上がりのない平坦なシミは１回の照射にて約９５％程度の方がとれますが、盛り上がった分厚いシミの場合は、２回照射が必要な場合もあります。できるだけ１回でとれるように、分厚いシミも、ＣＯ２レーザーや、normal modeルビーレーザーで薄くしてからＱスイッチルビーレーザーを照射しています。

 

 

👆Point 4アフターケア

とても重要なのがアフターケア。

Ｑスイッチルビーレーザーできっちり照射すると、２人に１人は、約１カ月後をピークに、炎症後色素沈着が出現します。これは、シミという病変をレーザーという熱で焼き切ったあとにでるススにようなもので、一旦ぼわっと茶色くなりますが、次第に風にふかれてススも消えていくように、炎症後色素沈着も皮膚のターンオーバーにてお掃除されていき、消えていきます。

ですので、炎症後色素沈着が出ても、心配せずに、この期間はきっちりと

✔施術後２週間はシールを貼りっぱなしにしておく

✔シールを剥がした後は日焼け止めをぬる

✔シールを剥がした後は美白剤やトレチノイン、レチノールといったプレケアと同等のケアを行う

✔摩擦を避ける

✔保湿をする

ことを徹底すれば、より早くダウンタイムを抜け出すことができます。

 

このようなコツを抑えてより快適にシミ取りを成功させていきましょうね！！

ー副反応・リスクー

※シミは１回で取り切れない場合がございます。

※テープかぶれ、外用剤に対するかぶれ、一過性の炎症後色素沈着、色素脱失、点状出血、創部の感染、金皮症

※トレチノイン、レチノール製剤を用いた美白ホームケアは、皮むけ、紅斑などのレチノール反応を伴う場合がございますため、ご希望でない場合には、トレチノイン、レチノール製剤を使用しない美白ホームケアをご提案させていただいております。

※毛染めにかぶれやすい方は、ハイドロキノンに対しても接触皮膚炎が生じる可能性がございますので、その場合はハイドロキノン以外の美白剤を使用いたします。

 

ー料金ー

シミとりレーザー　１㎝　11,000円　以降５ｍｍ増える毎に＋5,500円　

麻酔テープ　1枚110円　　　ビジダーム　1枚220円

 

ホームケア用品・・・下記の中から、診察にてお肌の状態に合わせた組み合わせをご提案します。

美白剤　ナノＨＱクリーム　１本2200円　ＨＱクリア　1本9,900円　ゼオスキン・シーセラム１本15,840円　　リビジョン・Ｃ＋コレクティングコンプレックス 1本21,780円　

トレチノイン　0.1%  5g ￥3,300

高濃度レチノール　ゼオスキン・スキンブライセラム0.25 １本　11,880円

Cyspera インテンシブシステム　￥39,600

 

※自由診療においては本国における未承認医薬品・医療機器が含まれます。

※治療に使用する医薬品・機器は当院医師の判断の元、個人輸入にて手続きを行っております。

※本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器はありません。

 

 

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きじま皮フ科クリニック（完全予約制）
宝塚市の皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科 / 逆瀬川駅直結

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