2023.09.01
プラセンタ注射の再開(ラエンネック)
■ プラセンタ注射の再開について
プラセンタ注射について再開のご連絡となります。ただし使用する薬剤が当面の間、『ラエンネック』となります。『メルスモン』の取扱いは当面の間ございませんが、使用再開となりましたら、ホームページ等でお知らせいたします。
■ 弊院で使用するプラセンタ注射について
弊院では、プラセンタ注射剤として『メルスモン』を使用して参りましたが、新たに『ラエンネック』の取扱いを開始することといたしました。
『メルスモン』も『ラエンネック』ともにヒト胎盤(プラセンタ)から生理活性成分を抽出した医療用医薬品ですが、製造方法に違いがあり、それぞれの特徴があります。
また、どちらの製剤も安定供給が厳しい状況ですので、どちらの製剤も弊院に在庫なしとなる場合も考えられますので、ホームページ等でお知らせをご確認いただくようお願い申し上げます。
■ 製法の違いについて
メルスモンは加水分解法という製法で作られています。プラセンタの細胞膜を強酸で分解し、エキスを抽出する方法です。
ラエンネック は分子分画法で製造されています。必要な成分のみを特殊なフィルターを使って抽出する方法です。有効成分を壊さずにとりだすことができます。
1本(2 ml)あたりの胎盤含有量は、ラエンネックのほうがメルスモンよりも少し多くなっています。
■ メルスモンとラエンネックの違いについて
メルスモンはPHが中性近く、ベンジルアルコールという痛み止めの成分が含まれているため、注射時の痛みが少ないというメリットがあります。痛みに弱い方へはメルスモンを、そうでない方へは胎盤エキスの含有量が多いラエンネックを選択することも考えられます。
添加物として、ラエンネックにはPH調整剤、ペプシン、乳糖等が含まれています。メルスモンにはベンジルアルコール等が含まれています。体質的にこれらの添加物にアレルギー反応を起こす方がいますので、痒みや発疹などが出現した場合は薬剤を変えた方がよいでしょう。
また、ごく稀にラエンネックで頭痛が起きることがあり、その場合はラエンネックの使用を中止します。逆に、メルスモンで眠気が強く起こるといった場合には、メルスモンの使用を中止いたします。途中で薬剤変更のご希望がありましたらご相談ください。
■ 当院発行済みの回数券のお取扱いについて
どちらの薬剤を使用する場合も回数券は有効です。ただし、薬剤供給が安定するまでは新たな回数券は販売しておりません。
■ その他
プラセンタ注射は、1ヶ月以上の間隔が空いた場合は再診料を申し受けておりました。プラセンタ注射再開後初回については、再診料をいただきません。
以上
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